Grasshopper

Rhinoceros グラフィカルアルゴリズムエディター
Grasshopper

Grasshopper 製品概要 

Grasshopper(グラスホッパー)はRhinoceros上で動作するビジュアルプログラミング言語(VPL)です。
膨大な量のシミュレーションが行え、従来の発想方法では不可能だったアイデア領域の拡大、効率化、意思決定を桁違いのレベルで行うことを実現します。
プロダクトデザイン、建築、ジュエリーデザインなど様々な分野で使用されています。

特徴1:マンパワーでは不可能な大量のデータ処理が可能
特徴2:
自由曲面を含む3次元形状をアルゴリズムにより生成

Grasshopperコンポーネントについては、こちらの専用ページをご覧ください。

紹介動画

Grasshopper概要

Grasshopperの主な機能概要を5分ほどにまとめました。
下のメニュー右から4番目のアイコンから字幕をオンにしてご覧ください。

回転体生成アルゴリズム

Rhinoで作成したカーブから、自動的に回転体が生成出来るGrasshopperアルゴリズムを紹介します。
断面線の選択や断面線の形状編集に追従して、回転体がリアルタイムにシミュレーションでき、同時に大きさや体積などの情報も表示されます。
またレリーフを、回転体上に、数や位置を調整しながら最適な位置を検討できるようにアルゴリズムが組まれています。食器や陶器の意匠検討に使えるのではないでしょうか?
注;アルゴリズムはクラスター化されています。

多面体生成アルゴリズム

Rhinoで作成した、カーブから自動的に生成出来るGrasshopperアルゴリズムを紹介します。
断面線の選択、断面線の形状編集に追従して指定した数の多面体が生成されます。多面体は、プラス、マイナス方向に膨らみを数値で変形できます。また多面体間のぼかしは、フィレットの径を数値指定することで制御できます。
注;アルゴリズムはクラスター化されています。


主な機能

コンポーネントによる操作・編集

Rhino上のコマンド実行、数値入力パラメーターとして使用する[Number Slider]コンポーネント、演算を行うコンポーネント群等の接続・編集。ツリー(階層)化による複雑な形状のモデリングシミュレーションや演算。

Rhinoオブジェクトへの変換

[Bake]という機能を使用して、完成したGHオブジェクトをRhinoオブジェクトとして出力。出力時、レイヤ、レイヤカラー、Displayモード、非表示/ロックなどの指定、グループ化なども指定可能。

演算機能

[Maths]メニューに存在する各種演算コンポーネントによる、関数や式による結果出力、「~より大きい」「~未満」などの設定、マトリックスの出力、UVの2次元の数値領域の作成。

サーフェスのUV分割

既存サーフェスのUVへの指定値入力による均等分割。分割したサーフェスの再分割、指定した分割面のみの再分割。

回転配置

Rhino上で描いた曲線データを元に回転角の角度や間隔を調整し、さまざまな回転形状のシミュレーションが可能。Rhino側での曲線データ変更に連動したリアルタイムでの変化確認。

モーフィング

ターゲットサーフェス上に、指定したオブジェクトをUV分割に合わせ変形配置する。高さも数値により指定可能。Rhinoでの同作業と比較し短時間にて実行。

Voronoiパターンの作成

点群から[Voronoi]コンポーネントを使用したVoronoiパターンの作成。

アニメーションの作成

[Number Slider]コンポーネントによるスライダの変化に応じたアニメーションの設定・作成。アニメーション終了時のスライダの変化毎の画像出力。RhinoプラグインのBongoや画像編集ツールとの連動。

動作環境・ダウンロード

動作環境

Rhino8、Rhino7、Rhino6、Rhino5、Rhino4.0、Rhino5 for Mac (サービスリリース5.4以降)の動作環境に準拠します。

ダウンロード

  • Rhino6以降のすべてのバージョンおよびRhino5 for Mac(サービスリリース5.4以降)は、Grasshopperを搭載していますのでダウンロードの必要はごさいません。
  • Rhino4、Rhino5をお使いの方は、こちらより無償でダウンロードいただけます。

Grasshopperを学ぶ

Grasshopperを学びたい方のためのトレーニング・書籍等をご紹介しています。
トレーニングレベルマップや書籍レベルマップでは、ご自身のレベルや業務、ご都合にあわせて選ぶことができます。

関連リンク

  • grasshopper3d.com (Grasshopper 開発元サイト)
  • http://rhino-gh.com (株式会社日建設計と合同会社高木秀太事務所による建築向けGH独学サイト)
  • Building Environment (東京大学 前真之サステイナブルデザイン研究室、合同会社髙木秀太事務所によるRhinoceros / Grasshopperを用いた建築設計向け環境シミュレーションサイト)
  • http://ATLV.OLG(コンピュテーショナルデザイナー杉原聡氏のWebサイト、Tutorialページ)