Rhinoceros: 3DモデルをSTLファイルとして保存する

昨今需要が高まっている3Dプリンターでは、3Dモデルをプリントする際にSTLファイルを要求する事が多いです。Rhinocerosは多数のファイル形式をサポートしており、STLファイルも出力可能です。今回はRhinocerosで開いたオブジェクトをSTLファイルとして保存する手順等について説明します。

①[ファイル]メニューの[名前を付けて保存]または[選択オブジェクトをエクスポート]を選択。

②ファイル名を打ち込み、[ファイルの種類]で[STL(Stereolithography)(.stl)]を指定し、
[保存]をクリック。

③表示されるSTLメッシュエクスポートオプションで許容差を設定。
許容差の数値が小さい程、作成されるポリゴンメッシュが細かくなり、より元のサーフェス形状に近づきます。(0と入力すると、この許容差機能を使用しない、という設定になります。)
[プレビュー]をクリックすると、現在の設定で出力されるポリゴンメッシュの予測が表示されるので、メッシュの調整を行なう際に活用すると良いでしょう。

画像は許容差0.01mmに設定し、プレビューをクリックした状態

許容差の数値設定だけでは望んだポリゴンメッシュにならない場合は、[詳細設定]をクリックするとより細かく設定可能です。

④STLエクスポートオプションで[バイナリ]か[ASCII]を指定して[OK]をクリック。
こちらは受け取り先の指定に合わせて選択すれば良いです。
大抵はバイナリで問題ありません。

以上でSTLファイルの出力が可能です。
尚、3Dプリンターで出力する場合、使用される3Dプリンターの積層ピッチによっては、メッシュを細かく設定してもその通りに出力出来ない場合がありますので、ご注意ください。