Rhino: テンプレートファイルについて

Rhinoは起動時にテンプレートを選択することで、ファイルの単位系(ミリメートルかメートルか)や許容差、レイヤーの構造、グリッドの間隔などの設定を読み込んでファイルを開くことができます。

通常のテンプレートファイル一覧

またRhinoで元々用意されているもの以外に、新規にテンプレートファイルとして登録することで、以降Rhinoを起動するたびに同じ環境でデータの作成を始めることができます。複数人で作業する際に同一のテンプレートを使うことで、許容差やレイヤの構造などを同じにして作業することができます。

その際に使うテンプレートファイルは、通常Rhinoデータを保存する3dm形式を使用します。設定変更後、ファイル>名前を付けて保存 で、設定するPCに保存しておきます。

テンプレートファイルは下記フォルダ内にあります。
C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Roaming\McNeel\Rhinoceros\(お使いのRhinoのバージョン)\Localization\ja-JP

Rhino6のユーザー名がアプリクラフトの場合、テンプレートファイルは下記となります。
C:\Users\アプリクラフト\AppData\Roaming\McNeel\Rhinoceros\6.0\Localization\ja-JP\Template Files                                                  

またAppData以下は、隠しフォルダとなります。エクスプローラの隠しフォルダを表示の設定で確認ください。

カスタマイズしたテンプレートファイルを開いたところ

新規テンプレートファイルの設定方法

1.ファイル>新規作成 を押し、テンプレートに設定したい3dmファイルを選択し、”Rhino起動時に使用”にチェックを入れて、”開く”ボタンを押します。

2.Rhinoを再起動します。


もし誤ってテンプレートファイルを設定してしまい、設定そのものを解除したい場合は下記を参照ください。

設定されたテンプレートファイルの解除方法

1.ツール>オプション>ファイルを押し、デフォルトと書かれた箇所の横のボタンを押します。(この欄に書かれたファイルが設定されたテンプレートとなります。テンプレートを設定していない場合は、空欄となります。)

2.”テンプレートなし”というボタンを押した後、”Rhinoオプション”を”OK”ボタンを押して閉じます。