Rhino6から、リアルタイムレンダリング表示が出来る”レイトレース”モードと、グラフィックスボード(GPU)の機能を使って従来のRhinoよりもビューの表示を高速化する”GPUテッセレーション”機能が新たに追加されました。

従来のようにCPUだけでなくGPUも計算に使うことで、モデリング時およびレンダリング時、より高速にRhinoをご使用頂くことが出来ます。建築データを詳細まで作られている方や、工業製品を設計データも含んだ状態でデザインする方は、是非Rhino6導入のご検討をお勧めいたします。

これらの機能はGPUの性能により、計算にかかる時間に違いが現れます。
下記の検証は日本HP様のご厚意により拝借しましたMobile Workstation HP ZBook 17 G4で検証を行っております。(Windows10 Pro CPU Intel Xeon 3.1Ghz メモリ16GB Quadro P5000)

http://jp.ext.hp.com/workstations/mobile/?jumpid=st_cm_p_applicraft

既にお持ちのPCで検証をされたい方は、下記から建築レンダリングモデルがダウンロードできますのでお試しください。

 

建築レンダリングモデルサンプル

Rhino6で作成した建築レンダリングモデルサンプル(.3dmデータ/140MB)を無償ダウンロードいただけます。

作成環境:
HP ZBook 17
Windows10 Pro
CPU Intel Xeon CPU 3.1Ghz
メモリ 16GB
GPU Quadro P5000

 

 

Rhino6 レンダリング新機能 紹介動画

下の右から4番目の字幕アイコン(スマートフォンの場合はCC)を押すことで、字幕が表示されます。

この動画では、形状が密集している個所を黒く表示する“アークティック”表示やリアルタイムレンダリングを行う”レイトレース”表示への切り替え方法を説明しています。”レイトレース”表示はGPUを使って計算する設定にすることで、より早く計算できます。

またViewCaptureToFileコマンド(ビュータブの上で,右クリック→キャプチャ→ファイルに)を行うことで、画像ファイルとして保存も出来ます。

 

レイトレース GPU/CPU 速度比較動画

下の右から4番目の字幕アイコン(スマートフォンの場合はCC)を押すことで、字幕が表示されます。

上にあるRhino6 Viewport movie ~レイトレース 、 アークティック表示のご紹介~ の動画でも説明しておりますが、”レイトレース”表示はあらかじめ設定したサンプル数までレイトレース計算を行うという仕様になっています。
この動画はGPUも使って”レイトレース”表示したもの(画面左側)と、CPUだけで”レイトレース”表示したもの(画面右側)で、設定したサンプル数まで計算するのに必要な時間を比較した動画となります。(CPUは Intel Xeon 3.1Ghz、GPUはQuadro P5000)

CPU・GPUの設定は、ツール>オプション CYCLES を押した際に右側に出る”レンダリングデバイスの設定”から選択することが出来ます。

 

ビューの表示を高速化する GPU テッセレーション機能について

下の右から4番目の字幕アイコン(スマートフォンの場合はCC)を押すことで、字幕が表示されます。

GPUの機能を使い、曲線やサーフェスのエッジやアイソカーブを高速に描画することで、表示動作がどのように変わるのかを比較した動画です(「TestMaxSpeed」というコマンドを使って、100回ビューを回転した時にかかった時間を①Rhino5、②Rhino6でGPUテッセレーション機能をオフ、③Rhino6でGPUテッセレーション機能をオン、の3種類で比較しています)。

またここで言う”テッセレーション”とはNURBSサーフェスからメッシュを作成する際に行う計算のことではなく、曲線やアイソカーブ等を表示の変更に合わせて再描画する際に行う計算のことを指しています(GPUテッセレーション機能がオフの時は従来通りの方法で計算されます)。


以上が、Rhino6で新しく加わった”レイトレース“表示と、ビューを高速化するGPUテッセレーション機能についてとなります。

ここでご紹介した新機能はRhino6で加わった機能のうちの一部となります。モデリングなど他の新機能は下記リンクから参照できますので、ご確認いただけたらと思います。
https://www.rhino3d.com/6/new