Grasshopperコンポーネント:Vector

GrasshopperのVectorパネルにあるコンポーネントの機能を日本語で記載しています。
グループ名ボタンをクリックで各グループ一覧にジャンプします。
左にあるA~Cは重要度で、Aが一番重要度の高いコンポーネントになります。
 *は書籍『Rhino×Grasshopper All in 1 パーフェクトリファレンス』に記載しているコンポーネントです。

Field

コンポーネント

コンポーネントの場所

機能

重要度

 ※

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アイコン表示 コンポーネント名 「詳細…」をクリックで機能説明
C  

Vector>Field>Line Charge

Line Chargeコンポーネント

入力した線(Line)に磁力の強さ(Charge)を与え、磁場(Field)を出力する。オプションで磁力の境界(Bounds)を決めることもできる。
C  

Vector>Field>Point Charge

Point Chargeコンポーネント

入力した点(Points)に磁力の強さ(Charge)を与え、磁場(Field)を出力する。オプションで磁力の境界(Bounds)や磁場の減衰値(Decay)を決めることもできる。
C  

Vector>Field>Spin Force

Spin Forceコンポーネント

入力した平面(Plane)を中心に強さ(Strength)と半径(Radius)を決め、回転する磁場(Field)を出力する。オプションで磁力の境界(Bounds)や磁場の減衰値(Decay)を決めることもできる。
C  

Vector>Field>Vector Force

Vector Forceコンポーネント

入力した線(Line)をベクトルに見立てて、その向きの磁場(Field)を出力する。オプションで磁力の境界(Bounds)を決めることもできる。
C  

Vector>Field>Break Field

Break Fieldコンポーネント

一つにまとめた磁場(Field)データを、それぞれの磁場データに分ける。
C  

Vector>Field>Merge Field

Merge Fieldコンポーネント

複数の磁場(Field)データを一つにまとめる。
C  

Vector>Field>Evaluate Field

Evaluate Fieldコンポーネント

磁場(Field)データとその中の点(Point)を入力することで、その位置での磁場のベクトル(Tensor)と強さ(Strength)を出力する。
C  

Vector>Field>Field Line

Field Lineコンポーネント

磁場(Field)データと動かす点(Point)、回数(Steps)を決め、磁場の力で点を移動させた曲線を作成する。オプションで精度(Accuracy)や移動させる方法(Method)も変更できる。
C  

Vector>Field>Direction Display

Direction Displayコンポーネント

磁場(Field)データと範囲となる長方形(Section)、サンプル数を入力することで、範囲内での磁場の向きや強さを、メッシュに色を付けた形で出力する。
C  

Vector>Field>Perpendicular Display

Perpendicular Displayコンポーネント

磁場(Field)データと範囲となる長方形(Section)、サンプル数を入力することで、範囲内での磁場の垂直方向の向きを、メッシュに色を付けた形で出力する。上方向の向きの色(Positive Color)、下方向の向き(Negative Color)をそれぞれ色で指定できる。
C  

Vector>Field>Scalar Display

Scalar Displayコンポーネント

磁場(Field)データと範囲となる長方形(Section)、サンプル数を入力することで、範囲内での磁場の強さを、メッシュに色を付けた形で出力する。
C  

Vector>Field>Tensor Display

Tensor Displayコンポーネント

磁場(Field)データと範囲となる長方形(Section)、サンプル数を入力することで、範囲内の磁場の向きをRhino画面内でプレビューできる。

Grid

コンポーネント

コンポーネントの場所

機能

 重要度

 ※

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A *

Vector>GridRectangular

Rectangularコンポーネント

平面(Plane)の原点から、長方形の2Dグリッド線を出力する。長方形の大きさ(SizeX、SizeY)、X方向Y方向のグリッドの数(Ex,Ey)をそれぞれ指定できる。
B *

Vector>GridSquare

Squareコンポーネント

平面(Plane)の原点から、正方形の2Dグリッド線を出力する。正方形の大きさ(Size)、X方向Y方向のグリッドの数(Ex,Ey)をそれぞれ指定できる。
A *

Vector>GridHexagonal

Hexagonalコンポーネント

平面(Plane)の原点から、六角形の2Dグリッド線を出力する。六角形の大きさ(Size)、X方向Y方向のグリッドの数(Ex,Ey)をそれぞれ指定できる。
A *

Vector>GridRadial

Radialコンポーネント

平面(Plane)の原点から、同心円状に2Dグリッド線を作成する。同心円の大きさ(Size)、円の数(Er)、円の分割数(Ep)を指定できる。
A *

Vector>Grid>Trianglar

Trianglarコンポーネント

平面(Plane)の原点から、正三角形の2Dグリッド線を作成する。三角形の大きさ(Size)、X方向Y方向の数(Ex,Ey)をそれぞれ指定できる。
A *

Vector>Grid>Populate 2D

Populate 2Dコンポーネント

範囲となる長方形(Region)を指定し、2D平面に点(Point)を指定した数(Count)だけ発生させる。乱数の元となる値(Seed)を指定できる。
A *

Vector>Grid>Populate 3D

Populate 3Dコンポーネント 

範囲となる直方体(Region)を指定し、3D空間に点(Point)を指定した数(Count)だけ発生させる。乱数の元となる値(Seed)を指定できる。
A *

Vector>Grid>Populate Geometry

Populate Geometryコンポーネント 

ジオメトリを指定して、ジオメトリ上に点(Point)を指定した数(Count)だけ発生させる。乱数の元となる値(Seed)を指定できる。Populate 2D,3Dと異なりジオメトリの表面上に点を作成する。

Plane

コンポーネント

コンポーネントの場所

機能

重要度

 ※

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A *

Vector>Plane>Deconstruct Plane

Deconstruct Planeコンポーネント

平面(Plane)を入力し、原点(Origin)とXYZそれぞれの方向をしめすベクトルを出力する。

B *

Vector>Plane>XY Plane

XY Planeコンポーネント

XY平面を出力する。 原点(Origin)を入れると、その座標を原点とするXY平面を作成する。
B *

Vector>Plane>XZ Plane

XZ Planeコンポーネント

XZ平面を出力する。原点(Origin)を入れると、その座標を原点とするXZ平面を作成する。
B *

Vector>Plane>YZ Plane

YZ Planeコンポーネント

YZ平面を出力する。原点(Origin)を入れると、その座標を原点とするYZ平面を作成する。
A *

Vector>Plane>Construct Plane

Construct Planeコンポーネント

原点(Origin)とX、Y方向を指すベクトルを入力し、平面(Plane)を作成する。
C  

Vector>Plane>Plane Normal

Plane Normalコンポーネント

原点(Origin)とZ方向を指すベクトルを入力し、平面(Plane)を作成する。
C  

Vector>Plane>Line+Line

Line+Lineコンポーネント

直線AとBの2本を入力し、平面(Plane)を作成する。
C  

Vector>Plane>Line+Pt

Line+Ptコンポーネント

直線と点(Point)を入力し、平面(Plane)を作成する。
C  

Vector>Plane>Plane 3Pt

Plane 3Ptコンポーネント

ABCの3点を通過する、平面(Plane)を出力する。
C  

Vector>Plane>Plane Fit

Plane Fitコンポーネント

複数の点(Points)にできる限り、フィットする平面(Plane)を作成する。
C  

Vector>Plane>Plane Offset

Plane Offsetコンポーネント

平面(Plane)を指定した値(Offset)、垂直にオフセットした平面(Plane)を作成する。
C  

Vector>Plane>Plane Origin

Plane Originコンポーネント

元となる平面(Base)と原点(Origin)を入力することで、新しい原点を持った平面を作成する。
C  

Vector>Plane>Plane Closest Point

Plane Closest Pointコンポーネント

サンプルとなる点(Sample)と平面(Plane)を入力し、平面上の一番近い点(Point)、距離(Distance)などを出力する。 
A *

Vector>Plane>Rotate Plane

Rotate Planeコンポーネント

平面(Plane)と角度(Angle)を入力し、Z方向を軸として回転させた平面(Plane)を作成する。
B *

Vector>Plane>Adjust Plane

Adjust Planeコンポーネント

平面(Plane)とベクトル(Normal)を入力し、ベクトルが法線となるように向きを合わせた平面(Plane)を作成する。詳細ボタン
B *

Vector>Plane>Align Plane

Align Planeコンポーネント

平面(Plane)をガイドとなるベクトル(Direction)に合うように、できる限り少なく回転する。 入力した平面のZ軸で回転し向きを合わせる。詳細ボタン
B *

Vector>Plane>Align Planes

Align Planesコンポーネント 

複数の平面(Planes)をマスターとなる平面の向きになる様に、できる限り少なく回転し合わせる。詳細ボタン
C *

Vector>Plane>Flip Plane

Flip Planeコンポーネント 

平面(Plane)の向きを変更する。XYそれぞれの方向を反転するかどうかを、True,Falseで入力する。Swap Axisで軸を入れ替えるかどうかも指定できる。
C *

Vector>Plane>Plane Coodinates

Plane Coodinatesコンポーネント 

点(Point)とローカル平面(System)を入力し、その平面内でのXYZの座標値を出力する。

Point

コンポーネント

コンポーネントの場所

機能

重要度

 ※

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A *

Vector>Point>Construct Point

Construct Pointコンポーネント

XYZ座標をそれぞれ入力し、点を作成する。
A *

Vector>Point>Deconstruct

Deconstructコンポーネント

点(Point)を入力し、そのXYZの座標値を出力する。
C  

Vector>Point>Numbers to Points

Numbers to Pointsコンポーネント

複数の数値(Numbers)と数値がXYZのどれに対応するか(Mask)を指定し、点を作成する。
C  

Vector>Point>Points to Numbers

Points to Numbersコンポーネント

点(Point)と点座標をどの順に出力するか(Mask)を指定し、指定した順に座標を出力する。
A *

Vector>Point>Distance

Distanceコンポーネント

点AとBの2つの距離を計算する。
B *

Vector>Point>Point Oriented

Point Orientedコンポーネント

平面(Plane)とその平面でのUVW座標を入力し、点(Point)を作成する。詳細ボタン
C  

Vector>Point>Barycentric

Barycentricコンポーネント

点A,B,C(Point)とその点に引き付ける力U,V,Wを入力し、新しい点(Point)を作成する。
C  

Vector>Point>Point Cylindrical

Point Cylindricalコンポーネント

円柱を指定する様に平面(Plane)と角度(Angle),半径(Radius),高さ(Elevation)で位置を指定し、点(Point)を作成する。
C  

Vector>Point>Point Polar

Point Polarコンポーネント

極座標の様に平面(Plane)とXY平面の角度、Z方向の角度、オフセット距離(Distance)を指定し、点(Point)を作成する。
C  

Vector>Point>To Polar

To Polarコンポーネント

点(Point)と基準の平面(System)を決め、平面の軸をどれくらい回転したかを出力する。PhiからはX軸を、Thetaからは垂直方向の回転量を出力する。
B *

Vector>Point>Closest Point

Closest Pointコンポーネント

点(Point)と、検索する点群(Cloud)を入力することで、点群の中から一番近い点(Point)を出力する。その際、点群のIndexと距離(Distance)も出力する。
B *

Vector>Point>Pull Point

Pull Pointコンポーネント 

点(Point)をジオメトリに引き付けるように移動し、点(Point)と距離(Distance)を出力する。コンポーネントを右クリックすることで、複数ジオメトリが入力された時、最も近い点だけを出力するか、すべての点を出すかを変更できる。
B *

Vector>Point>Closest Points

Closest Pointsコンポーネント 

点(Point)と、検索する点群(Cloud)、指定する数(Count)を入力することで、点群の中から指定する数だけ点(Point)を出力する。その際、点群のIndexと距離(Distance)も出力する。
A *

Vector>Point>Cull Duplicates

Cull Duplicatesコンポーネント  

複数の点(Points)を入力し、許容差(Tolerance)以内の重複する点を削除する。コンポーネントを右クリックすることで、削除するオプションを変更できる。
B *

Vector>Point>Point Groups

Point Groupsコンポーネント  

複数の点(Points)を指定した距離(Distance)以内のものをまとめて、同じ階層のデータとして出力する。詳細ボタン
B *

Vector>Point>Project Point

Project Pointコンポーネント  

点(Point)を方向ベクトル(Direction)の向きでジオメトリ上に投影する。投影する箇所が複数ある場合は、一番近い位置に作成される。
B *

Vector>Point>Sort Along Curve

Sort Along Curveコンポーネント  

複数の点(Points)を入力した曲線(Curve)の順に並び替えて出力する。詳細ボタン
B *

Vector>Point>Sort Points

Sort Pointsコンポーネント  

ユークリッド座標{最初にX,次にY,その次にZ}を見て、点のアイテムの順番を並べ直す。

Vector

コンポーネント

コンポーネントの場所

機能

重要度

 ※

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アイコン表示 コンポーネント名 「詳細…」をクリックで機能説明
C  

Vector>Vector>Deconstruct Vector

Deconstruct Vectorコンポーネント

ベクトルをXYZそれぞれの構成要素に分解する。XYZからはそれぞれの方向の移動量が出力される。
B *

Vector>Vector>Vector XYZ

Vector XYZコンポーネント

XYZの値をそれぞれ入力することで、ベクトルとその長さ(Length)を出力する。
B *

Vector>Vector>Unit Vector

Unit Vectorコンポーネント

入力したベクトルを、長さが1の単位ベクトルに変換する。詳細ボタン
B *

Vector>Vector>Unit X

Unit Xコンポーネント

X軸方向のベクトルを作成する。数値(Factor)を入力すると、その長さを持ったベクトルを作成する。
B *

Vector>Vector>Unit Y

Unit Yコンポーネント

Y軸方向のベクトルを作成する。数値(Factor)を入力すると、その長さを持ったベクトルを作成する。
B *

Vector>Vector>Unit Z

Unit Zコンポーネント

Z軸方向のベクトルを作成する。数値(Factor)を入力すると、その長さを持ったベクトルを作成する。
A *

Vector>Vector>Vector 2Pt

Vector 2Ptコンポーネント

AとBの2点間を繋ぐベクトルを作成する。UnitにTrueを入れると、長さが1の単位ベクトルとして作成する。
A *

Vector>Vector>Vector Length

Vector Lengthコンポーネント 

ベクトルの長さ(大きさ)を計算し、値を出力する。
A *

Vector>Vector>Amplitude

Amplitudeコンポーネント 

入力したベクトルの長さを指定した長さ(Amplitude)になるよう、再設定する。
B *

Vector>Vector>Angle

Angleコンポーネント

AとBの2つのベクトルを、指定した平面(Plane)内での角度を計算する。
C  

Vector>Vector>Cross Product

Cross Productコンポーネント 

AとBの2つのベクトルの外積となるベクトルを作成する。UnitにTrueを入れると、長さが1の単位ベクトルとして作成する。
C  

Vector>Vector>Dot Product

Dot Productコンポーネント 

AとBの2つのベクトルの内積を計算する。UnitにTrueを入れると、長さが1の単位ベクトルとして作成する。
B *

Vector>Vector>Reverse

Reverseコンポーネント 

ベクトルの向きを反対にする(-1を乗算する)。
B *

Vector>Vector>Rotate

Rotateコンポーネント

ベクトルを軸(Axis)の周りで指定した角度(Angle)だけ、回転する。