Grasshopperコンポーネント:Params

GrasshopperのParamsパネルにあるコンポーネントの機能を日本語で記載しています。
グループ名ボタンをクリックで各グループ一覧にジャンプします。
左にあるA~Cは重要度で、Aが一番重要度の高いコンポーネントになります。
*は書籍『Rhino×Grasshopper All in 1 パーフェクトリファレンス』に記載しているコンポーネントです。

Geometry

コンポーネント コンポーネントの場所 機能
重要度 テキスト表示 アイコン表示 コンポーネント名 「詳細…」をクリックで機能説明
A *

Params>Geometry>Point

Pointコンポーネント

点(Point)オブジェクトを格納する。
B *

Params>Geometry>Vector

Vectorコンポーネント

ベクトル(Vector)オブジェクトを格納する。ベクトルオブジェクトは移動や押し出しなどの方向を指定する際に使用する。
C *

Params>Geometry>Circle

Circleコンポーネント

円(Circle)オブジェクトを格納する。
C  

Params>Geometry>Arc

Arcコンポーネント

円弧(Arc)オブジェクトを格納する。
A * Params>Geometry>Curve

Curveコンポーネント

一般的な曲線(Curve)オブジェクトを格納する。
B * Params>Geometry>Line

Lineコンポーネント

線(Line)オブジェクトを格納する。
B * Params>Geometry>Plane

Planeコンポーネント

平面(Plane)オブジェクトを格納する。詳細ボタン
C * Params>Geometry>Rectangle

Rectangleコンポーネント

長方形(Rectangle)オブジェクトを格納する。
C *  Params>Geometry>Box

Boxコンポーネント

ボックス(Box)オブジェクトを格納する。
A *  Params>Geometry>Brep

Brepコンポーネント

Brep(Boundary Representation: 境界表現、サーフェス・ポリサーフェスなど)オブジェクトを格納する。SubDデータを接続すると、Brepに変換する。
B *  Params>Geometry>Mesh

Meshコンポーネント

メッシュ(Mesh)オブジェクトを格納する。詳細ボタン
C   Params>Geometry>Mesh Face

Mesh Faceコンポーネント

メッシュフェイス(Mesh Face)オブジェクトを格納する。
B * Params>Geometry>SubD

SubDコンポーネント

Rhino7SubD(SubD)オブジェクトを格納する。メッシュを入力した場合、SubDに変換する。
A * Params>Geometry>Surface

Surfaceコンポーネント

サーフェス(Surface)オブジェクトを格納する。
C   Params>Geometry>Twisted Box

Twisted Boxコンポーネント

ツイストボックス(Twisted Box)オブジェクトを格納する。ツイストボックスは位置関係を見て変形させるTransformタブなどで使用する。
C   Params>Geometry>Field

Fieldコンポーネント

磁力(Field)データを格納する。磁力データはVectorタブのField関係で作成される。
B * Params>Geometry>Geometry

Geometryコンポーネント

ジオメトリー(Rhinoのすべての幾何オブジェクト)オブジェクトを格納する。
C   Params>Geometry>Geometry Cache

Geometry Cacheコンポーネント

入力したデータにキー情報を割り当て、Bakeすることができるコンポーネント。
B * Params>Geometry>Geometry Pipeline

Geometry Pipelineコンポーネント

Rhino内のレイヤー名、オブジェクトの名前、ジオメトリのタイプ を選び、該当するものを出力するコンポーネント。名称を付ける時、 タイプを選ぶときはダブルクリックで選択する。特に名称を付けず、 *の場合は、全て選択される。
C    Params>Geometry>Group

Groupコンポーネント

グループ(Group)データを格納する。TransformタブのGroupコンポーネントで作成される。
C    Params>Geometry>Transform

Transformコンポーネント

アフィン変換を含む、3次元の変形(Transform)を格納する。Transformタブの変形コンポーネント全般のXから出力される。

Primitive

コンポーネント コンポーネントの場所 機能
重要度 テキスト表示 アイコン表示 コンポーネント名 「詳細…」をクリックで機能説明
B *  Params>Primitive>Boolean

Booleanコンポーネント

True、Falseといったブール値(Bool)を格納する。数値を入力した場合、0をFalse、0以外をTrueで出力する。
B *  Params>Primitive>Integer

Integerコンポーネント

整数(Integer)を格納する。小数を入力した場合は、四捨五入される。
B * Params>Primitive>Number

Numberコンポーネント

小数(Number)を格納する。
B * Params>Primitive>Text

Textコンポーネント

テキスト(Text)を格納する。
C   Params>Primitive>Colour

Colourコンポーネント

RGBカラー値(Colour)を格納する。RGB順に255,126,200と言った値か、Whiteと言った色の名前で格納される。
C   Params>Primitive>Complex

Complexコンポーネント

複素数(Complex)を格納する。
C   Params>Primitive>Culture

Cultureコンポーネント

カルチャー(Culture)データを格納する。カルチャーデータは時間や日時の表記をFormatコンポーネントで修正する際などに使用。
C * Params>Primitive>Domain

Domainコンポーネント

数値の1次元の範囲(Domain)を格納する。0.5 to 1.0 の様な形で記述される。
C   Params>Primitive>Domain²

Domain²コンポーネント

2次元の数値範囲(Domain2)を格納する。U:{0 to 0.5} v :{0 to 1.0}の様な形で記述される。サーフェスのUVの範囲を指定する時などに使用。
C   Params>Primitive>Guid

Guidコンポーネント

RhinoでのオブジェクトのID(Guid)データを格納する。Set One GuidからRhinoオブジェクトを指定することで、RhinoオブジェクトのIDを参照可能。
C   Params>Primitive>Matrix

Matrixコンポーネント

行列(Matrix)データを格納する。
C   Params>Primitive>Time

Timeコンポーネント

時間と日付(Time)を格納する。
C * Params>Primitive>Data

Dataコンポーネント

Grasshopperで扱うデータ全般(Data)を格納する。
C   Params>Primitive>Data Path

Data Pathコンポーネント

データのツリー構造を格納する。値を入れると四捨五入され、{1}の様な形でパスを指定する際に使用できる。
B * Params>Primitive>File Path

File Pathコンポーネント

コンピュータ内のデータの場所(File Path)を格納する。右クリックし、Set One Existing Fileで特定のファイルを指定できる。Read Fileコンポーネントなどと合わせて使用する。
C   Params>Primitive>Shader

Shaderコンポーネント

マテリアル情報(Shader)を格納する。右クリックし、Set One MaterialからRhinoのマテリアルパネルにあるマテリアルを参照できる。

Input

コンポーネント コンポーネントの場所 機能
重要度

テキスト表示 アイコン表示 コンポーネント名 「詳細…」をクリックで機能説明
A * Params>Input>Number Slider

Number Sliderコンポーネント

数値をスライダで指定する。
A * Params>Input>Panel

Panelコンポーネント

様々な値を記述し出力したり、他のコンポーネントの出力端子から繋ぐことで、ジオメトリ情報やデータ構造などの確認ができる。
検索窓に「””(ダブルクォーテーション)」や「//(スラッシュ2つ」を入力することでも呼び出し可能。
A * Params>Input>Boolean Toggle

Boolean Toggleコンポーネント

True/Falseを出力する。ダブルクリックで出力を切り替える。
C   Params>Input>Control Knob

Control Knobコンポーネント

つまみの様に回転し、指定した数値を出力する。
C   Params>Input>Digit Scroller

Digit Scrollerコンポーネント

指定した数値を出力する。
B * Params>Input>Value List

Value Listコンポーネント

選択したリストに登録された値を出力する。ダブルクリックで表示名と、出力される値を変更できる。
B * Params>Input>Button

Buttonコンポーネント

通常はFalseだが、クリックしている間だけTrueを出力するボタン。
シミュレーションのリセットボタンなどに使用する。詳細ボタン
C   Params>Input>MD Slider

MD Sliderコンポーネント

2次元の値を出力するスライダー。X,Y値やサーフェスのUV値などを指定する時に使用。
B * Params>Input>Colour Swatch

Colour Swatchコンポーネント

色をパレットで指定する。(RGBAの値) ダブルクリックでパレットを起動する。
B * Params>Input>Gradient

Gradient Controlコンポーネント

マルチカラーのグラデーションを設定するコンポーネント。詳細ボタン
B * Params>Input>Image Sampler

Image Samplerコンポーネント

UVの座標値を入力し、座標値ごとにBMPやJPEGなどの画像データに応じた値を出力することができるコンポーネント。画像の明るさにより大きさが変わるパターンを作成するなどができる。

Tips集の詳細ページ
https://www.applicraft.com/tips/rhinoceros/gh_imagesampler/

C   Params>Input>Calendar

Calendarコンポーネント

指定した日時を出力することができるコンポーネント。出力結果は、
Friday, August 9th 2018の様な形。
C   Params>Input>Clock

Clockコンポーネント

現在の時間を出力するコンポーネント。ダブルクリックで更新される。
出力結果は、11:35:34 の様な形。
B * Params>Input>Colour Picker

Colour Pickerコンポーネント

スライダーやパレットから色を出力することができるコンポーネント。
スポイトで色を拾ったり、RGBパレットやHSVパレットに切り替えることができる。
C   Params>Input>Colour Wheel

Colour Wheelコンポーネント

入力した情報に対して、対応するRGBの情報を出力する。
A * Params>Input>Graph Mapper

Graph Mapperコンポーネント

入力した値をグラフの形状により変更する。右クリック>Graph Typesにあるグラフのタイプの中から、任意のタイプを指定し使用する。
C   Params>Input>Atom Data

Atom Dataコンポーネント

Atomデータを読み込むことができるコンポーネント。
B * Params>Input>Image Resource

Image Resourceコンポーネント

Rhino7読み込んだ画像(bmp,jpg,png)をGrasshopperのキャンバスで表示する。[Image Gallery]と違い、コンポーネントの縁をドラッグすることで表示の大きさを任意に変更可能。
C * Params>Input>Import 3DM

Import 3DMコンポーネント

3dmなどRhinoに対応している形式の3Dデータを、レイヤーやオブジェクト名を指定して、直接を読み込むことができるコンポーネント。
C   Params>Input>Import Coordinates

Import Coordinatesコンポーネント

txtデータを読み込むことができるコンポーネント。Separator(デフォルトは,)の値で、分割して座標などのデータも読み込むことができる。
C   Params>Input>Import Image

Import Imageコンポーネント

画像データを読み込み、メッシュデータを作成するコンポーネント。画像データの色情報は、メッシュの頂点カラーに反映される。
C   Params>Input>Import PDB

Import PDBコンポーネント

PDBデータを読み込むことができるコンポーネント。
C   Params>Input>Import SHP

Import SHPコンポーネント

SHPデータを読み込むことができるコンポーネント。
B * Params>Input>Object Details

Object Detailsコンポーネント

Rhinoから参照したオブジェクトを入力し、参照状態にあるか(Referenced)、オブジェクトの名前(Name)、レイヤ名(Layer)、表示色(Color)、オブジェクトIDなどを出力。
再度入力を繋ぎ直すか、Recompute(F5キー)などを実行しないと、変更が反映されないので注意。詳細ボタン
B * Params>Input>Read File

Read Fileコンポーネント

様々なファイル(txtやCSVなど)を読み込むことができるコンポーネント。詳細ボタン

Tips集の詳細ページ
https://www.applicraft.com/tips/rhinoceros/gh_csv/

Util

コンポーネント コンポーネントの場所 機能
重要度 テキスト表示 アイコン表示 コンポーネント名 「詳細…」をクリックで機能説明
C   Params>Util>Cherry Picker

Cherry Pickerコンポーネント

上部のメニューから階層とアイテムの番号(Index)を指定し、データリストの中から取り出すことができるコンポーネント。
B * Params>Util>Param Viewer

Param Viewerコンポーネント

入力したデータ構造を、枝状に見ることができるコンポーネント。
ダブルクリックで表示の切り替え可能。
B * Params>Util>Jump

Jumpコンポーネント

ダブルクリックすることで、キャンバスを移動することができる。
B * Params>Util>Scribble

Scribbleコンポーネント

GHのキャンバスに注釈となるテキストを作成する。注釈をつけておくことで、アルゴリズムを分かりやすくできる為、重要な機能。
検索窓に「~(チルダ)」でも呼び出し可能。
B * Params>Util>Data Dam

Data Damコンポーネント

入力データをダムの様にせき止めて置くことができるコンポーネント。
再生ボタンを押すと、更新されデータを下流に流すことができる。詳細ボタン
C   Params>Util>Data Recorder

Data Recorderコンポーネント

データを貯めることができるコンポーネント。赤●のRecボタンが押されている時は、変更があるたびにデータが加わっていく。×ボタンを押すことで、内容を消去できる。
B * Params>Util>Relay

Relayコンポーネント

コンポーネント間のワイヤをまとめるコンポーネント。
ワイヤをダブルクリックで作成可能。
B * Params>Util>Suirify

Suirifyコンポーネント

データ構造内の不要な階層を取り除きシンプルなデータ構造にするコンポーネント。Simplifyでは取り除けないパスが1つしかない場合の不要な階層も取り除くことが可能。

Simplifyは下記リンクを参照。 https://www.applicraft.com/tips/rhinoceros/graft_flatten_simplify/

C   Params>Util>Timer

Timerコンポーネント

コンポーネントに繋ぎ、指定の間隔で結果を更新する。Kangarooの
Solverなどのシミュレーションする際に使用する。
B * Params>Util>Cluster Input

Cluster Inputコンポーネント

クラスター内に配置することで、クラスターの入力端子として設定できる。詳細は、https://www.applicraft.com/tips/rhinoceros/gh_cluster/
B * Params>Util>Cluster Output

Cluster Outputコンポーネント 

クラスター内に配置することで、クラスターの出力端子として設定できる。詳細は、https://www.applicraft.com/tips/rhinoceros/gh_cluster/
B * Params>Util>Data Input

Data Inputコンポーネント 

複数のGrasshopper間でデータを扱う為に、データを読み込む際に使用する。右クリックしSourceからghdata形式のファイルを指定する。詳細は、https://www.applicraft.com/tips/rhinoceros/gh-datainput/
B * Params>Util>Data Output

Data Outputコンポーネント 

複数のGrasshopper間でデータを扱う為に、データを書き出す際に使用する。右クリックしDestinationからghdata形式のファイルを指定する。詳細は、https://www.applicraft.com/tips/rhinoceros/gh-datainput/
B * Params>Util>Context Bake

Context Bakeコンポーネント 

Rhino7RhinoからGrasshopperの定義ファイルをコマンドのように実行する[GrasshopperPlayer]コマンド実行時に使用。端子に接続した形状(Geometry)をコマンド終了後にRhinoに直接Bakeする。[GrasshopperPlayer]機能に関しては、リンクを参照。https://www.applicraft.com/tips/rhinoceros/grasshopperplayer/
C * Params>Util>Context Print

Context Printコンポーネント 

Rhino7[GrasshopperPlayer]コマンドを実行時に使用。Text端子に入力した値をコマンド終了後にダイアログで表示する。ダイアログからtxt形式で文字列として保存も可能。
B * Params>Util>Get Geometry

Get Geometryコンポーネント

Rhino7[GrasshopperPlayer]コマンドを実行時に、ジオメトリの入力に使用する。オプションから点、曲線、サーフェス、Brep、SubD、メッシュの任意のジオメトリに選択を限定できる。また[Get ~]から始まるコンポーネント群は、[GrasshopperPlayer]コマンド実行時に、RhinoのインターフェイスからGHへの入力に使用する。
B * Params>Util>Get Integer

Get Integerコンポーネント

Rhino7[GrasshopperPlayer]コマンドを実行時に、整数値(Integer)の入力に使用。
C * Params>Util>Get Line

Get Lineコンポーネント

Rhino7[GrasshopperPlayer]コマンドを実行時に、直線(Line)の入力に使用。
B * Params>Util>Get Number

Get Numberコンポーネント

Rhino7[GrasshopperPlayer]コマンドを実行時に、少数値(Number)の入力に使用。
B * Params>Util>Get Point

Get Pointコンポーネント

Rhino7[GrasshopperPlayer]コマンドを実行時に、点(Point)の入力に使用。
C * Params>Util>Get String

Get Stringコンポーネント

Rhino7[GrasshopperPlayer]コマンドを実行時に、文字列(string)の入力に使用。stringはGrasshopperで言うtextに相当する文字列のこと。
B * Params>Util>Galapagos

Galapagosコンポーネント

遺伝的アルゴリズムによる計算(Evolutionary computation)を行う、Galapagosへのインターフェースを持つコンポーネント。ダブルクリックでインターフェースを起動。詳細ボタン

Tips集の詳細ページ
https://www.applicraft.com/tips/rhinoceros/galapagos/

B * Params>Util>Gene Pool

Gene Poolコンポーネント

スライダーを複数出力するコンポーネント。入力値を複数用意することができる為、Galapagosと合わせて使用すると便利である。詳細ボタン
C   Params>Util>Fitness Landscape

Fitness Landscapeコンポーネント

範囲となる長方形(Bounds)と複数の値(Values)を入力することで、複数の値の差分を高低差が付いた2.5D形状で確認することができる。