Grasshopperで使用することができるコンポーネントなどは、GHA(Grasshopper Assembly file)形式のプラグインの形で提供されています。[Params]、[Math]、[Curve]、[Surface]といった標準で備わっているコンポーネントもGHA形式で提供されています。

また、後から任意に追加したプラグインも同様にGHA形式のものが多くあります。そのため、後から追加したプラグインも基本機能と同様に使用することができます。

GHA形式のプラグインはGrasshopperを起動する時に読み込まれます。
ただし下記のような条件では、後から追加したプラグインの読み込みがエラーとなりGrasshopperを起動できないことがあります。
- Windows版のみに対応したプラグインを、Mac版に読み込んだ
- Rhino5などの古いバージョンにのみに対応したプラグインを、以降のRhinoで読み込んだ
- サポートが切れたWindowsの古いバージョンに依存したプラグインを、最新のWindowsに読み込んだ
時などです。
またGrasshopperのプラグインは、ユーザーフォルダに配置されるため、
- Rhino自体をアンインストール
- Rhino8から搭載されたRhinoの設定を初期化する[Reset]コマンド
を行っても、改善できかねます。問題が起きた方は下記手順を参照ください。
プラグインの特定方法
上記のような問題が起こった時は、通常の[Grasshopper]コマンドではなく[GrasshopperLoadOneByOne]コマンドでプラグインを一つずつ読み込むことで、問題となるプラグインを特定することができます。
手順は下記となります。
1.[GrasshopperLoadOneByOne]とコマンドに入力し、Enterキーを押して実行します。

2.プラグインの読み込みダイアログから、[はい]をクリックしてプラグインを読み込みます。


3.以降、プラグインの数だけダイアログが表示されるため、問題が起こるまで順に[はい]をクリックします。
Grasshopperが途中で終了した場合、最後に[はい]をクリックしたプラグインが、問題を引き起こしているプラグインとなります。
プラグインのアンインストール方法
問題となるプラグインをアンインストールするには、以下の方法があります。
- [PackageManager]コマンドでインストールした場合は、同コマンドのアンインストールボタンを押す
- GHAファイルをプラグインフォルダに配置した場合は、プラグインファイルをフォルダから移動・削除
詳細は下記リンクのアンインストールの箇所をご確認ください。