Rhino: 複数レイヤを一括変更『レイヤステートマネージャパネル』

Rhinoには操作しているデータを、階層ごとにまとめて管理できる『レイヤーパネル』があります。レイヤ機能を使うことで、モデリングする際に、必要なデータだけ表示して作業しやすくすることができます。『レイヤーパネル』は上部メニューの「パネル>レイヤ」から表示することができます。


『レイヤーパネル』を表示した図。
電球のアイコンがレイヤの表示・非表示、南京錠のアイコンがレイヤのロック・ロック解除状態を表しています。

ただレイヤが複数ある場合、表示状態を切り替えるのにレイヤを一つずつ変更する必要があります。そんな時は、下記の『レイヤステートマネージャパネル』を使うことで、登録したレイヤ情報を一度に呼び出すことができます。
『レイヤステートマネージャパネル』の使い方は、下記となります。

レイヤステートを保存する

1.「パネル>レイヤステートマネージャ」をクリック、もしくは[LayerStateManager]コマンドを実行し、『レイヤステートマネージャパネル』を表示します。

2.レイヤの表示・非表示、ロック・ロック解除を保存したい状態にします。
   
         元のレイヤ状態                                               保存したいレイヤ状態

3.『レイヤステートマネージャパネル』の左上のフロッピーディスクのアイコンをクリックします。

4.[レイヤステートを保存]ダイアログ内に、名前をつけて[OK]ボタンを押します。
 

保存したレイヤステートを呼び出す

1.上記の方法で複数、レイヤステートを保存します。

2.呼び出したいレイヤステートを選択して、青い矢印の[呼び出し]アイコンをクリックするか、レイヤステートをダブルクリックします。

       
                                                                レイヤステートを切り替えた図


補足: 上記の例では、分かりやすくするためにサブレイヤ(レイヤの親子階層)が無い状態で説明していますが、サブレイヤがある状態でも、同様の理屈で『レイヤステートマネージャパネル』を使用することができます。


階層があるレイヤ構造

       
                                                             サブレイヤがある状態での切り替え例


『レイヤーパネル』と『レイヤステートマネージャパネル』を併せてお使いいただくことで、より効率的にモデリングなどの作業を行うことが可能となります。