Grasshopperコンポーネント:Rhino7新規追加

Rhino7のGrasshopperで新規追加されたコンポーネントの機能を日本語で記載しています。
左にあるA~Cは重要度で、Aが一番重要度の高いコンポーネントになります。

Geometry

コンポーネント

コンポーネントの場所

機能

重要度

テキスト表示

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B

Params>Geometry>SubD

SubDコンポーネント

Rhino7SubD(SubD)オブジェクトを格納する。メッシュを入力した場合、SubDに変換する。 

B

Params>Input>Image Resource

Image Resourceコンポーネント

Rhino7読み込んだ画像(bmp,jpg,png)をGrasshopperのキャンバスで表示する。[Image Gallery]と違い、コンポーネントの縁をドラッグすることで表示の大きさを任意に変更可能。
B

Params>Util>Context Bake

Context Bakeコンポーネント 

Rhino7RhinoからGrasshopperの定義ファイルをコマンドのように実行する[GrasshopperPlayer]コマンド実行時に使用。端子に接続した形状(Geometry)をコマンド終了後にRhinoに直接Bakeする。[GrasshopperPlayer]機能に関しては、リンクを参照。https://www.applicraft.com/tips/rhinoceros/grasshopperplayer/

C

Params>Util>Context Print

Context Printコンポーネント 

Rhino7[GrasshopperPlayer]コマンドを実行時に使用。Text端子に入力した値をコマンド終了後にダイアログで表示する。ダイアログからtxt形式で文字列として保存も可能。
B

Params>Util>Get Geometry

Get Geometryコンポーネント

Rhino7[GrasshopperPlayer][GrasshopperPlayer]コマンドを実行時に、ジオメトリの入力に使用する。オプションから点、曲線、サーフェス、Brep、SubD、メッシュの任意のジオメトリに選択を限定できる。また[Get ~]から始まるコンポーネント群は、[GrasshopperPlayer]コマンド実行時に、RhinoのインターフェイスからGHへの入力に使用する。
B

Params>Util>Get Integer

Get Integerコンポーネント

Rhino7[GrasshopperPlayer][GrasshopperPlayer]コマンドを実行時に、整数値(Integer)の入力に使用。
C

Params>Util>Get Line

Get Lineコンポーネント

Rhino7[GrasshopperPlayer][GrasshopperPlayer]コマンドを実行時に、直線(Line)の入力に使用。

B

Params>Util>Get Number

Get Numberコンポーネント

Rhino7[GrasshopperPlayer]コマンドを実行時に、少数値(Number)の入力に使用。
B

Params>Util>Get Point

Get Pointコンポーネント

Rhino7[GrasshopperPlayer]コマンドを実行時に、点(Point)の入力に使用。
C

Params>Util>Get String

Get Stringコンポーネント

Rhino7[GrasshopperPlayer]コマンドを実行時に、文字列(string)の入力に使用。stringはGrasshopperで言うtextに相当する文字列のこと。

B

Surface>SubD>Mesh from SubD

Mesh from SubDコンポーネント

Rhino7SubDと密度(Density)を指定する整数値を入力し、メッシュに変換したものを出力する。
B

Surface>SubD>SubD from Mesh

SubD from Meshコンポーネント

Rhino7メッシュ(Mesh)と各種オプションを入力し、SubDを出力する。メッシュ頂点を通るか(Interpolate)や、接続されていないエッジを連続するか(Crease)や開いたメッシュの頂点をまるめるか(Corners)などの設定も可能。詳細は、Rhinoヘルプ参照。https://docs.mcneel.com/rhino/7/help/ja-jp/index.htm#commands/tosubd.htm#(null)
B

Surface>SubD>MultiPipe

MultiPipeコンポーネント

Rhino7複数の曲線(Curves)と、太さ(Node Size)を入力し、曲線の周りにパイプ状のSubDを作成する。点(Size Points)を複数入力し、同数の太さ(Node Size)を入れることで、太さが除変するパイプも作成可能。曲線同士が連続せず折れる角度(Kink Angle)をRadian値で指定も可能。
C

Surface>SubD>SubD Control Polygon

SubD Control Polygonコンポーネント

Rhino7SubDを入力し、SubDを形成する元となるメッシュを出力する。結果は、Rhinoで[ToSubD]コマンドを使う前のメッシュ形状となる。
C

Surface>SubD>SubD Edges

SubD Edgesコンポーネント

Rhino7SubDを入力し、コントロールメッシュのエッジ(Line)やSubD自体のエッジ(Edge)、SubDエッジの状態をTagから出力する。 Tagの記述は、滑らかか(smooth)折れているか(crease)、内側か(interior)オープンエッジか(naked)を組み合わせた形になる。
例:smooth,interior crease,naked など。
C

Surface>SubD>SubD Fuse

SubD Fuseコンポーネント

Rhino7入力した2つのSubD AとBの間で、ブール演算各種(和、積、AからBの差、BからAの差)を行い、結果のSubDを出力する。演算後の形状の滑らかさ(Smooth)の指定も可能。
B

Mesh>Triangulation>Quad Remesh

Quad Remeshコンポーネント 

Rhino7メッシュと、メッシュの流れを決める曲線(Guides)、分割数などの各種設定(Settings)を入力して、四角形メッシュを再作成する。Rhinoの同名のコマンドと異なり、SubDへの変換はできない。SubDに変換したい場合は、[SubD from Mesh]や[SubD]と併せて使用する。
C

Mesh>Triangulation>Quad Remesh Settings

Quad Remesh Settingsコンポーネント 

Rhino7[QuadRemesh]のSetting端子に入力して使用する。メッシュ数の目標値(Target Count)、曲率に応じてメッシュ分割を細かくする値(Adaptibe Size)、30度以上の折れがある箇所を検出するかどうか(Hard Edges)、ワールド軸に対して対称(Symmetry)などのオプションがある。各設定はQuadRemeshのヘルプを参照。https://docs.mcneel.com/rhino/7/help/ja-jp/index.htm#commands/quadremesh.htm?Highlight=QuadRemesh
B

Mesh>Triangulation>TriRemesh

TriRemeshコンポーネント 

Rhino7サーフェスやBrep、メッシュを入力し(Geometry)、エッジの長さ(Length)を指定することで、できる限り均等な三角形メッシュ(Triangulation)を繰り返し計算することで求める。また三角形の頂点が中心となる六角形メッシュ(Dual)も同時に作成する。折れている箇所を残すか(Sharp)、特定の曲線を入力し形状を維持(Features)などのオプションもある。計算を繰り返す(Iterations)上限値の指定も可能。
A

Intersect>Physical>Clash

Clashコンポーネント

Rhino71つ目のジオメトリ群(First Set)と2つ目のジオメトリ群(Second Set)とが、指定距離(Distance)以内で干渉するかどうかを調べる。総干渉数(Clash Count)や干渉した点(Clash Points)、干渉した点ごとに1つ目、2つ目のぶつかったジオメトリのインデックスを出力する。使用可能なジオメトリは、曲線、メッシュ、サーフェス、Brep、SubDで、点は使用不可。
B

Display>Dimensions>Gradient Hatch

Gradient Hatchコンポーネント

Rhino7境界となる閉じた曲線(Boundaries)、範囲を決める直線(Axis)、始点と終点の色(Colour)をそれぞれ入力して、曲線内にグラデーションハッチングを作成する。Bakeすることで、Rhinoのハッチングとして使用可能。
B

Display>Dimensions>Pattern Hatch

Pattern Hatchコンポーネント

Rhino7境界となる閉じた曲線(Boundaries)、パターンの指定、拡大率(Scale)、角度(Angle)を入力することで、曲線内にパターンハッチングを作成する。Bakeすることで、Rhinoのハッチングとして使用可能。パターンの種類はRhinoのハッチングにある塗りつぶし、格子、破線ハッチなどがある。