Grasshopperを使った色のシミュレーションの方法

物の見え方というのは、形状だけでなく、色等によっても変わってきます。Grasshopperをデザイン検討に利用されている方にとっては、色も大事な要素かと思われます。
そこで今回はGrasshopperの色に関するコンポーネントと、その使用方法について紹介します。
まずは、単純にオブジェクトに色を着けて表示させる方法です。
用意するのは色を着けたいオブジェクトを指定した[Brep]コンポーネント、色を指定する [Colour Swatch]コンポーネント(Paramsメニュー>Inputタブ)、色を着けたオブジェクトを表示させる為の [Custom Preview](Displayメニュー>Previewタブ)コンポーネントの三つです。
[Custom Preview]のG入力にオブジェクトを、S入力に[Colour Swatch]コンポーネントを割り当てる事で、オブジェクトを指定した色で表示する事が可能です。


※[Custom Preview]コンポーネントは、
Grasshopperのプレビュー表示方法を「選択コンポーネントのオブジェクトのみ表示」に設定していると表示されません。

ここから更に、オブジェクトにマテリアルを設定して表示させる方法もあります。
Grasshopperには[Create Material]という簡易的なマテリアルを作成するコンポーネントがあります。このコンポーネントには5つの入力があり、上から、
Kd(Diffuse):拡散反射光(ベース)の色を指定
Ks(Specular):鏡面反射光の色を指定
Ke(Emission):自己発光の色を指定
T(Transparency):透明度を数値で指定(0.0~1.0)
S(Shine):光沢の量を数値で指定(1~100、0は光沢無し)
となっています。
色を指定する入力には、前述の[Colour Swatch]等を割り当て、数値指定には[Number Slider]を割り当てたら、[Create Material]のM出力を [Custom Preview]のS入力に接続します。
すると、前述の色を表示した時と同様に、マテリアルを貼り付けたオブジェクトが表示されます。


※透明度を0、光沢の量を100に設定した例


※透明度を0.7、光沢を無しに設定した例

この様にマテリアル設定を行なった[Create Material]コンポーネントを、色分けしたいオブジェクトの数だけ用意し、それぞれの[Brep]に割り当てる事で、下図の様に表示させる事も可能です。

※上二つのオブジェクトは、金属という事で反射光色をベース色と同じにし、尚且つ光沢を70に設定。下のオブジェクトは、マットな質感の為、光沢はゼロ、反射色も黒に設定。

色に関するコンポーネントは、Paramsメニュー>Inputタブ内の[Colour Picker]や[Colour Swatch]以外にも、Displayメニュー>Colourタブに入っており、CMYK、HSL、RGB等、色の表現法を数種類から用意してあります。
これらのコンポーネントはそれぞれの入力に0.0~1.0の範囲の数値を指定してあげる事で、対応する色を出力します。(RGBのみ0~255の範囲)

また、同Displayメニュー>Colourタブ内には[AHSV]と[ARGB]という、色をHSVとRGBのそれぞれの数値に分解して出力するコンポーネントもあります。