<CADgateの概念> |
| CADgateとは CADgateは、DTPにおいて最も普及している、アドビシステムズ社イラストレーターファイルとCADの分野において最も一般的なファイルフォーマットである、DXF及びDWGファイルとの形状データ交換を目的とするプログラムです。 イラストレーターのファイルフォーマットは、アドビシステムズ社が開発したPostScript言語を元にしたフォーマットで、多くの点でCADの概念とは異なります。 DXF;米国オートデスク社が規定しているASCIIのテキスト形式によるCADの図面フォーマットで AutoCADのバージョンに伴い機能が拡張されています。 DXFには以下の バージョンがあります。 ◆GX-3 ◆GX-5 ◆R12 ◆R13 ◆R14 ◆AutoCAD2000 注;CADgateで入出力する形式はR12以降をサポートしています。 DWG;AutoCADの専用ファイルフォーマット バージョンについては、DXFと同様で、CADGateでの出力形式はR12以降をサポートして います。 DXF/DWGは、最も普及したファイルフォーマットの一つですが、それゆえ多くのCADや、DTPプログラムが独自の方言とも言えるDXFのデータ交換プログラムを開発してしまった経緯から、上記のような様々なバージョンのうち、古いものしか読込・書込が出来ないあるいは、最近のものしかサポートしていないなどの問題がある他、同一バージョンでも特定の要素しかサポートしないなど様々なDXFファイル(ないしデータ)が存在します。 CADgateは、様々なDXFフォーマットがある中で、出来る限り多くのCAD、DTPで読み込めるように、DXFフォーマットの規定元であるオートデスク社のAutoCADが入出力を行うDXF/DWGを標準として開発されています。
以下は、座標(0,0,0)を始点とし、(10,0,0)を終点とするDXFの表現です。
イラストレーター(PostScript)は、CADデータのように要素という概念は無く、幾何形状に関してイラストレーターファイルは、どの点から、どの点をどのように結ぶかを記述したテキストファイルです。 例えば、直線は2点を結ぶラインとして表現され、カーブは、曲率や、入力ベクトルを定義することにより、自由なカーブを表現します。 円ツールを使用して円や、楕円を描いた場合も、実際には円や楕円という概念は無く、円、楕円に見えるいくつかの連結されたパスとして円や楕円を表現しています。 これに対して、CADで扱うデータは、要素というものを定義し、それぞれの要素が必要情報を持ってます。例えば、円は、中心点の座標と、半径の値を、定義することによって表現します。 座標(0,0)を中心とした半径10ptの円をイラストレーターで描いた場合の表現
座標(0,0)を中心とした半径10の円のDXFにおける表現
2.精度 イラストレータは前述のように、データの内部表現はポイントにより表現を行いその有効桁数は、小数点以下4位までとなります。 一般的なCADの倍精度(有効数字上位16桁)に比較すればもちろん、単精度(有効数字上位8桁)にくらべても、小さな形状では精度の面では劣ります。 データ交換を繰り返すうちに、精度はさらに落ちますのでご使用に際して、高い精度を要求される作業に関してはこの点に留意してご使用願います。 3.スケール イラストレーターは、アートワークで指示した通りの大きさで、プリンターなどへ外部出力します。これに対してCADでは、様々な大きさの図面を扱い、各図面ごとに実寸の解釈が異なります。 イラストレーターのアートを意図したサイズで読み込むためには、正しくスケールをかけてDXF/DWGへ出力する必要があります。 例えば、イラストレーター上で描いた半径100mmの円をCAD上で1mの円として、扱うためには10倍のスケールをかけた上で、DXF/DWGに出力する必要があります。 また、イラストレータの作図領域を越えるCAD図面に関しては、作図領域に収まるようにスケールをかける必要があります。 例えば、地図データなどの大きなファイルはこれに相当します。 4.形状の変換 イラストレーターは、前述のように全て、ベジェで表現され、円、円弧などの概念はありません。 CADgateは、イラストレーターから、DXF/DWGに変換する際に、イラストレーター側でユーザーが円ツールを使用して描いたオブジェクトは、CADgatが、DXF/DWGにおける円要素に変換して良いと判断した場合は、円に変換します。 それ以外の、アートワークに関しては、DXF/DWGのR12形式で出力する場合は、ラインもしくはポリラインに変換します。 R13、R14形式の場合は、形状によりライン、ポリライン、3次スプラインに変換します。 5.CADtools2.0JR1以降との関係 CADgateは、弊社取扱いの、米国Hot Door社のイラストレーター対応プラグイン“CADtools2.0JR1以降”と合わせて利用すると最大限の活用できます。 CADtools2.0JR1は、イラストレーターでは持たない“寸法“という概念を持ちます。 寸法は、CADの世界では一般的な概念で、DXF/DWGも寸法を要素として持ちます。 CADgateとCADtoolsを使用することにより、寸法も正確に変換され、イラストレーター上で、寸法のスタイルを編集出来るなど飛躍的に作業を向上させることが出来ます。 |